コラム

生涯最も効率的な節約とは?!

■ コツコツ節約も大事だけれど・・

毎日チラシを比較し、少しでも安い商品があれば、自転車を走らせスーパーをハシゴ。
こうした日々の節約はとても大事なことですね。
けれど、目の前の10円、20円に気を取られ、“ココ一番”の買い物で失敗する、ということはありませんか?

今回は、一生で最も効率的な節約についてご紹介します。
それは、住宅購入における節約。「一生で一番大きな買い物」といわれる住宅を安く手に入れてこそ、賢い主婦と言えるでしょう。


■ 金利0.5%の差で約300万円節約できる

住宅は不景気の時に買えと言われます。景気が悪くなると、収入が下がるなど先々の事が不安になるので、
購入意欲が薄れるのが一般的です。
でも、そういう時こそ“買い”のチャンス。
地価や建築資材が値下がりするので、マンションや一戸建ての売値も下落します。
高嶺の花だった物件が、予算の範囲内で手に入るかもしれません。
また、不景気の時は住宅ローン金利が低くなるので、同じ価格の家を購入するにも、返済総額がかなり違ってきます。
例えば3000万円を期間30年で借りた場合、金利が3%の場合の返済総額は4,554万円なのに対し、
2.5%であれば4,268万円と286万円もの差が出るのです。(※元利金等返済、ボーナス返済なし)
日常の買い物で、これだけの額を節約するのは大変ですよね。


■ 今なら節税に加えてエコポイントも!

不景気の時は、国も個人の住宅購入を様々な形で後押ししてくれます。
前述のように住宅は一生で最も大きな買い物であり、また住宅を購入すると家具や家電など周辺のものも
合わせて買い換えるケースが多いため、消費を促す景気対策として極めて有効だからです。

例えば、平成25年12月31日までに住宅ローンを組んでマイホームを購入したりリフォームをした場合、
一定の要件を満たせば、「住宅ローン控除」の対象となって、所得税の一部(控除しきれない場合は住民税も)が戻ってきます。
控除額は<年末の借入金残高×控除率>で、平成24年に購入した場合は、
借入金の年末残高の限度額が3000万円、控除率1%、控除期間10年間となります。
つまり、最大300万円の控除となるわけですね。
さらに、一定の基準を満たした長期優良住宅なら、借入金の限度額が4000万円まで対象となるので、
最大400万円の控除となります。

平成23年10月21日からは「復興支援・住宅エコポイント」もスタート。
バリアフリーや省エネ、耐震などについて一定の基準を満たしたエコ住宅を新築・リフォームすると、
被災地では30万ポイント、被災地以外は15万ポイント(耐震工事は別途加算)をもらえ、
そのポイントは被災地の特産品などに交換したり、追加工事の費用に充てたりできます(工事対象期間は平成24年10月31日まで)。
要件に該当すれば、マンションでもOKです。


■ 大きな気分にならないのも不景気ならでは

もう一つ、ファイナンシャル・プランナーである私が、住宅購入は不景気の方がおススメだと思う理由があります。
それは、マインドが堅実になっていること。

景気が良い時は世の中全体が浮かれ気分となり、個人的にもボーナスがアップするなど太っ腹になりがちです。
そのような時は、つい身の丈を超えた買い物をしがち。
一般的に、住宅ローンの返済は20~30年にも及び、その間には収入がダウンしたり、
教育費の負担が増したりすることが考えられます。
そういう意味では、堅実な心持ちで将来のライフプランを立てられる不景気は、住宅の買い時と言えるのではないでしょうか。

著者について
和泉 昭子(いずみあきこ)
生活経済ジャーナリスト/ファイナンシャル・プランナー
株式会社プラチナ・コンシェルジュ 代表取締役
http://www.pt-con.jp/index.html

横浜国立大学卒業後、出版社・放送局を経て、
フリーのキャスターに転身。
NHKを中心に、ニュース・情報番組を担当。
95年CFP(ファイナンシャル・プランナー上級資格)取得後、現職へ。
現在は、メディア出演や講演活動、個人相談などを通じて、
マネー&キャリアの情報を発信。

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